慢性閉塞性肺疾患の原因

日本人の死因は「がん」「心疾患」「脳血管疾患」が上位を占めていましたが、平成23年から「肺炎」が死因第3位に浮上しました。 肺炎でなくなる人の多くは高齢者で、高齢者の肺炎の主な原因は「肺炎球菌」の感染です。

肺炎球菌は、普段から口内や皮膚に棲みついている細菌の一種で、健康な若い人ではほとんど感染症にはなりません。しかし、高齢者や慢性の心臓病、肺の病気や糖尿病などの持病があって免疫力が低下している人では、肺炎を起こしやすく、重症化しやすいといわれています。

近年、肺の生活習慣病として注目されている病気が「慢性閉塞性肺疾患(COPD)」です。慢性閉塞性肺疾患とは、これまで「慢性気管支炎」や「肺気腫」といった病気の総称です。タバコの煙などに含まれる有害物質を吸い込むことで、肺や気管支が障害を受ける病気です。

長年のタバコを吸い続けると、 気管支や肺胞に慢性的な炎症が起こります。気管支は炎症のため狭くなり、肺胞は破壊されて酸素を取り込みにくくなります。

呼吸器の病気は感染によるものが多いです。COPDは生活習慣と深い関わりのある病気です。多くがタバコの煙が原因で起こります。たばこの煙以外では粉塵や大気汚染などが原因となりますが、COPD患者の90%以上が喫煙者であるため、喫煙が最大の危険因子であることは間違いありません。

喫煙者の発症リスクは、喫煙を始めた年齢、喫煙本数、喫煙年数など喫煙量に関係し、喫煙量が多い人ほどリスクが高くなります。また、喫煙者本人だけでなく、他人の煙を吸ってしまう受動喫煙もCOPDの危険因子となります。

だから、COPDの予防は、「たばこを吸わないこと」に尽きます。COPDの発症リスクは喫煙年数などに比例して高くなるので、早く禁煙すればするほど予防効果が大きくなります。

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